2014年 05月 24日
始まりの日。 |
九州の田舎町で若い両親の元に長女として生まれ、早26年。
もうすぐ私は27歳になる。
家族は1年半前に結婚した10歳上の旦那様と、お騒がせわんこが2人。
感情の浮き沈みが激しい私は、いつも自分自身に疲れている。
家族という大きな支えがあるはずなのに、いつも私は彼らを置き去りにしてしまう。
考えることをやめるのは簡単だ。
本当は、昔ほど周囲のことは気にならない。
なんだかんだ割り切れている。
だけど思考が止まってしまうと全てがなくなってしまう気がして。
私はまだ自分自身に期待をしていたいんだと思う。
何かやれるはずだって。
現状に満足していませんよ、さらに上を目指してます、って。
底抜けに明るい誰かにいつも嫉妬している。
なんの取り柄もない人間だって、気がつくのがこわい。
学年トップの成績を誇っていた妹と、スポーツ万能で皆のリーダー的存在だった弟。
長女の私はすべて普通だった。
勉強ができないわけじゃないけど一番にはなれない。
走るのは遅くはないけど、リレーの選手に選ばれることはない。
「誰にでもひとつはいいところ、特技があるんですよ」
小学校低学年のとき、先生は言った。
幼い私は、特技・いいところ=一番になれるもの と考えたから
自分には何一つ取り柄がないのだと思った。
そのときの絶望感は今でも覚えてる。
思えば昔から劣等感の固まりだった。
両親はそんな私をほかの兄弟と比べることなく、育ててくれた。
そんな私を救ってくれたのはある先生の一言だ。
「あなたは教科書の音読や作文がとても上手だから、それをいかした仕事につくといいよ」
この言葉が私の心の支えだった。
生きることに疑問を感じ、壁に当たった時はいつも思い出した。
私はきっとその特技を活かした仕事について成功する。
精神安定剤だった。
だから私は書くことにする。
わからないけど、ここに日々の思いを。
何かが変わるかもしれないから。
by shionao1118
| 2014-05-24 00:24